新入社員に伝えたい!会社の上司を凄いと思わない方が得?

会社の課長、部長、役員、社長を尊敬してる。すごい人だと思っている

 職場で自分より立場の上の役職者をすごく仕事ができる人だと思っている新入社員は結構多いと思いますが思い過ぎは入社した会社の将来性に悪影響を及ぼす可能性があるからです。それは、入社してから1年後、3年後、10年後と働いていく中で必ず自分たちの身に起こるのは「逆境」つまりあなた達の足を引っ張る苦労や挫折、この「逆境」を避けて通ることは相当難しい、もしくは100%避けられないと思った方がいいでしょう。この「逆境」をかみ砕くと結果が出ない、役職者に怒られる、公休日を出勤させられるといった新入社員が嫌がることばかりです。入社してから嫌なことが続くと自分以外の周りの者が見えなくなったり、上司の言われた指示に耳をふさいだり、最悪の場合は入社して半年、一年で退職してしまうケースはよくある話です。

 

「逆境」と会社の上司を凄い思わないって何の関係があるのか?

 一般の新入社員は入社した頃、会社にいる課長や部長に惹かれ早く役職者になってマネージメントをして成長したい、早く年収を700万、800万、1000万に増やしたいと思って役職者を目標にするあるいは必達にするのが普通だと思います。しかし、この目標、必達を追う中で必ず「逆境」と言ういばらの道を通らなければなりません。なぜか課長、部長もそう簡単に役職者になれたわけではないからです。そして、役職者を凄い、尊敬してるという思いが強くなれば強くなるほど理想と現実をかけ離れたものにし、同時に仕事を頑張れば頑張るほど「逆境」が足を引っ張る。この連動で理想としていた会社の課長、部長から目を反らし、自分が新入社員に掲げた目標、必達が自然と消滅し自信も無くす、そして会社を辞める。とても寂しく悲しい話です。

 

理想と現実を離し過ぎない

 新入社員も部長、役員も同じ人間で何も特別な才能を持ち合わせてはいません。会社にいるすべての人材が才能やセンスを持っていないのであれば役職者を凄いとか尊敬しているとか思わなくていいのです。それだったら会社の上司の言うことを聞かなくていい、軽薄してもいい、適当に指示を仰げばいい、敬語使わなくていいとか悪い意味で言っているのですはありません。ちゃんと上司の言うことを謙虚に受け止めて指示に従い結果を残して仕事をしなければいけません。役職者を凄いとか尊敬しているとか思わなくていいとは理想と現実を近づける為の考え方であり、理想が近くにある事によって「逆境」が来ても「もう少しだ、もう少しで理想に近づける」と考えられる。自分の理想が近くにある事によって苦労や困難を精神論で跳ねのけられる。遠いゴールよりも近いゴールの方が頑張ろうと思えるのが人間の心理だと思う

 

会社の上司は凄くない、だったら新入社員の私たちの方が凄いと思って仕事する

 「会社の上司が大したことないから」と思って仕事をすればいいのか?この考えはとても危険です。なぜかというと新入社員なのに入社して1日2日で業務はすべて出来ると思い込んで自分勝手に仕事をするようになってしまうからです。こうなると謙虚さや素直さが失われ結果が出なくなると言い訳をしたりする様になるからです。私はすべて出来るからと自己満足をして毎日仕事をする。毎日何も学ばず何も吸収しないで毎日過ごす、こうなった時には「あの人は仕事は何も出来ない自己満足してるだけ」と周りの社員、上司から思われている人罪になっていることでしょう。こうならない為にも会社の上司を凄いと思わない、自分も仕事が出来ると思わない未熟者と思って仕事することが必要になると思う。

 

考え方、周りの見方を変えることによって今いる職場環境が変わることを祈ります。